雪の日の話
雪の白い日
音のない足跡
市街地の中心に
常設された景色の中で
瞬きは行き場を
失っていく
人が人である
その隙間に
転がっている
肋骨の断片の表層に
季節外れの
浮腫みが落ちて
スクランブル交差点の
人混みに揉まれ
泣いている子供が
この世界で認められた
唯一の神様
雪の白い日
音のない足跡
市街地の中心に
常設された景色の中で
瞬きは行き場を
失っていく
人が人である
その隙間に
転がっている
肋骨の断片の表層に
季節外れの
浮腫みが落ちて
スクランブル交差点の
人混みに揉まれ
泣いている子供が
この世界で認められた
唯一の神様
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コメント
きりつめられた、螺旋のよう。
しずけさは、かじかんだ手を
ほどく、一つのぬくもりのようです。
@wc.
wc.さん、コメントありがとうございます。こちらは雪がそれほどふらない地域ですが、雪の日の静けさが好き。身体が景色なに溶け込んでいくような。