黄昏にすみれを

「 黄昏にすみれを 」

風もないのに ふわりと過ぎてゆく
そんな優しさが在るような
街角の花屋の店先

ツバメが二羽
軒をかすめて飛んでゆく

すみれの鉢を携えて
今を愛しく見つめながら暮れてゆく夕焼け

影が紫に染まってゆく

家路は近い

投稿者

長野県

コメント

  1. 通勤は工場(愛し)です。
    いつまでも、ずっとみています(恥・笑)

  2. 北杜アトム様
    ほんの少し温かな何気ない日常が過ぎてゆく。それが一番と思える歳になりました。
    ありがとうございます。

コメントするためには、 ログイン してください。