冷やかし人生

冷やかし半分で生まれた熱で、俺は生まれた
お父さんとお母さんは一所懸命やったというだろうが、思い込みの力は恐ろしい
アギャーと生まれた俺は一所懸命泣き、オカアのおっぱいを吸ったろうが、生まれて初めて世界を見た時から、キョトンとした顔は抜けなかった
ものを覚えれば覚えるほど、俺は物事を独自の視点で見るようになる
正気の目で見ればきっとどこの世界も薄っぺらかった
冷やかし半分でものを書き、冷やかし半分でものを覚え、時々本気になることもあるけれど、どこか冗談で生きているような気が抜けない
思い出す人々の笑顔笑顔笑顔
冷やかし半分で生きてきた人生だけど、時々本気でやってみようという気にもなる
冷やかし半分でやってきたその高い客観性から生まれる世界を、笑いという形で他の人たちにも分けてあげたい気にもなる

投稿者

静岡県

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