「絵馬」
「絵馬」
誰が書いたのだろう
秋風に揺れる絵馬の裏側に
「 愛の器在りて
振り返る人を待つばかり 」
ひと時
わたしはそれを見つめていた
通り過ぎてゆく背中の何処かに
その人の明日があるのかも知れない
石畳の続く参道を
イチョウの葉が舞っている
人波に紛れてくるくると
何処かの誰かを追うように
空には鰯雲が静かに流れている
お守りを一つ買って帰ろう
小鈴のついた淡色菊のお守りを
「絵馬」
誰が書いたのだろう
秋風に揺れる絵馬の裏側に
「 愛の器在りて
振り返る人を待つばかり 」
ひと時
わたしはそれを見つめていた
通り過ぎてゆく背中の何処かに
その人の明日があるのかも知れない
石畳の続く参道を
イチョウの葉が舞っている
人波に紛れてくるくると
何処かの誰かを追うように
空には鰯雲が静かに流れている
お守りを一つ買って帰ろう
小鈴のついた淡色菊のお守りを
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