紙一重の悪魔

溜まった母の苛立ち
父の横暴
そして、割れた鍋

僕は
地球が生まれたレベルの
途方もなく低い可能性を
信じていた

僕がここにいるということは 、、、
そういうことだからだ

だが
所詮、地球なんて
ありえない確率で
本当にたまたま生まれただけだ

生きているだけで万々歳
そう言われれば
確かにその通りで

当の本人は
自分の願いがあったかもしれない

でもほんの少しだけ角度が違った

その時キューピットは

僕そっちのけで

流れ星に願いをささげていた

そして
悪魔となり

僕を苦しめつづける

投稿者

兵庫県

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