満月

午前4時のコインランドリーみたいな鈍色に
寝入ったばかりの乾燥機を覗き込む。
輪廻を一つまみ 入れたばっかりに
布団から
ほのかな朝の匂い 。
ひとしきり吸い込んでしまうと
再び月がグルグル回り出し、
友達顔して
家まで帰って
カギを閉めても玄関前に居座るから
しばらく眺めて、殺した。
明日帰省する。

投稿者

埼玉県

コメント

  1. 最後の一行で何とも言えない読後感が残ります。帰りたいのか、帰らなければならないのか、胸に去来するものと一緒に旅支度をする背中が見えた気がしました。

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