一輪の花がゆっくりと、蕾を開く、宵の夢 
創造のわざは、私のなかに働く

私を支える茎は背骨、密かな光合成をとめず
今日もわずかに、背丈を伸ばそうとしている

たとえまだ、日の目を見ていなくとも
私の内に隠れた蕾を、私は愛でる

うずくまっているように見えても
花開く春の陽をじっと待つ、蕾よ

夜の底で人知れず 
沈黙と語らい

私は蕾を愛でる
ただ光を求めながら

投稿者

東京都

コメント

  1. 最近は毎日寒すぎて、コタツの中に埋まりながら蕾のように春を待っています。あと何ヶ月あるんだ。まだ何者でもない人々への応援歌のようにも読めました。自分もいつか花開くのを待ちながら、少しずつ成長していきたいです。

  2. 服部剛という詩人の詩が生まれる様を詩にしているようなイメージで読みました。

  3. この詩の「私」の存在がすてきです。そして、
    夜の底で人知れず/沈黙と語らい//私は蕾を愛でる/ただ光を求めながら
    というところが特に好きです。夜の底で人知れず 沈黙と語らい というのを想像して、ただ光を求めながら というのを思うと しびれます。

  4. いにしえの記憶をのぞいているみたい。美しいです。

  5. 服部さんらしいお作品ですね。じっくり、夜の底で人知れず、沈黙と語らい、美しく咲いてほしいと思いました。

  6. トノモトさん

    誰もの中にある蕾をテーマに、書きました。結果的に密かな声援になればと、思います。

  7. あぶくもさん

    そう言われてみると、確かに。(^^)

  8. こしごえさん 深い心で、この詩を受け取ってくださり、ありがとうございます(^^)

  9. たちまこさん 

    誰もの存在の奥に、あるものなのでしょう。 ありがとうございます(^^)

  10. 長谷川さん 

    花が咲くとはどういうことなのかを自ら知り、分かち合いたいです。

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