
おれたち
おれたちは えらべない えらばれたから
おれたちは いきられない うまれてしまったから
おれたちは なきさけぶ かみのいないとちで
たいようだと つきをみつめて ひかりをもとめる
おれたちは いきたいと どうこくする
おれたちは あたえられない あめのひとしずくも
ゆっくりと こわれながら くらいつく
おなじすがた おなじなまえの おなじきょうだいに
いのちをよこせと なきはらした まなこをむける
ゆめのさきにあった きみのすがたは よるににて
おれたちは えらべない えらばれたから
なにひとつ ころすためのものなど なかったせかい
たてがみをふるわせ よつあしをふるい きばをむき
ああ きみがねむる ちいさなしんだいのそばの
いちりんの まっかな はなでありたい
ねがいながら のぞみながら いのりながら
かみころし けりおとし はしる
きみはまっくらな よるに にている
つみびとが かなしむことを ゆるし
つみびとが よろこぶことを ゆるし
つみびとが ねむることを ゆるす
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