ららゆらゆららん

つつーっ、ぴん、ぴん、だらああああん
今日はやけに、虫の好かない男ばかりねえ
都々逸、虫酸、ゴキブリ野郎、パンの屑
ああ、いやだねえ、地球環境の破壊ってえのは

額にひとつ、陥没した窪があり
腕のやたらと白い、冬瓜状の顔した人が
その窪を押しながら、ひらひら舞い歩く
暑い夏の日には、仮の、話がよく似合う
そういう訳で、仮の、わたしのお母さんは
実体として影の薄い、わたしを産み落とす
世間は蜃気楼、海、海、海、虚無オンザビーチ
暑い日の仮の母、姿形を刻々と変容させ
悪い点数を取った期末テスト、蝿化学と
蛆数学の解答用紙を、バレぬ様に
薄い学生カバンの底のサイズに合わせて
カタカタと折り畳んで、沈めていった様に
暑い日の仮の母は、空気家庭の底面に
嵌まり込んでいったその人よ、どうか
どうか、額の窪に、蜜柑の子を、
嵌め込まさせて下さいませんか、そして号泣を

桟橋から舟に乗って行った母よ
何処へ行くのですか
にこにこして舟に乗る母よ
さぞかし楽しい事でしょう
波は穏やか陽も温いこっくりこっくり
舟も進むゆくりゆくり
桟橋から舟に乗って静かに行っちゃった

仮の土地での仮の息、仮の母から仮の命
ウィーシャルオーバカム、洒落せえ
仮母の額の窪から、蜜柑の子が果銃を向ける

投稿者

愛知県

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