散文
当時お会いしたのは97歳?もう少しお若かったかも知れません。
女性です。
他界されたご主人の写真が
こじんまりとしたテーブルの
私の左
彼女の右で
笑っておられました
ご主人は建築士で、この家もご主人が設計し、造られたと
笑いながら
肌のきめ細やかさ
風呂が好きで
毎日風呂に入っては
ペットボトルの中に美容液をいれて、肌に塗っておられました
自家製の美容液
ハチミツに
なんだったか、、なんかの野菜か、スパイスを混ぜた
思い出した
ニンニクだ
見た目、これ大丈夫かって内心思いながら
笑顔で
お邪魔すると
いつも2階の机に向かい
詩を書いておられました
昔から詩が好きで
当時習っていた先生から
あなたは詩集を出しなさいと言われたけれど
昔は女がそんなことするなんてとんでもないことだったから
でも主人も悪い顔はしなかったから出したのよ、これ
とても数十年前に作られたとは思えないほどの同人誌
詩には興味があったから
一つ、二つ
仕事に頭が切り替わってる時は
あまり意味がないと思ってましたが
詩の中には
机があり
貝殻があり
特別なものは何もなく
ただ
すべてが
奥歯をかみしめるほどの詩でした
こんな表現しかできないから
誰かあの詩集を読んではもらえませんか
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