サボテンの気持ち

サボテンの気持ち

僕はね
お水はたくさんはいらないんだ

でもね
全然いらないとは言ってないよ

たまに
くれないひとがいるんだ
他の子たちのお世話で忘れちゃうんだね

僕はお水がほしいとすぐに言えないんだ

いつも笑ったままだから
忘れられちゃう

心のなかで
どんなにお水がほしくても笑ってる

僕はそういう性質なんだよ

笑ったままで中身はカラカラになって
さよならしちゃうんだ

僕をよく見て
僕を責めないで

次に生まれ変わる時は
どこに行くだろう

投稿者

神奈川県

コメント

  1. 私、まさにこのサボテンのようでした。大人になって、少しは、水が欲しいといえるようになりましたが、根本はサボテンのままです。だから、今、そういう人たちに出会ったら、気づかれないように、さりげなく水をプレゼントしたいと思っています。

  2. わぁさよならしないでおくれ、さぼてんくんよ
    好きな詩です。

  3. 長谷川 忍さん
    やさしいですね♪
    だからこそ、ひとの気持ちがわかるのですね
    私は言えないけど、あまり気を使えないタイプです^_^;
    サボテンは、見た目は元気なのに中はカラカラというときがあります
    我慢しすぎないようにしましょう!

  4. 王殺しさん

    感情移入してくださり、ありがとうございます^_^

    サボテンはかなり我慢強いので、ほんとに見た目は変わらないのに枯れてしまってたりします
    かわいそうなことしたという罪悪感もあり、書きました
    植物は難しいですね

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