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ほんの薄皮一枚で
世間と隔てられている
私の中の迷いの森では
樹々は喜びにさざめき
鳥は哀しみをさえずり
花は悩ましさをささやく
誰も見ることができない
私の中の迷いの森の
何処にも行けない小道には
焦げた詩の欠片と
錆びついたメタファーが
ふたつみっつ落ちている

ほんの薄皮一枚で
世間と隔てられている
私の中の迷いの森では
樹々は喜びにさざめき
鳥は哀しみをさえずり
花は悩ましさをささやく
誰も見ることができない
私の中の迷いの森の
何処にも行けない小道には
焦げた詩の欠片と
錆びついたメタファーが
ふたつみっつ落ちている
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コメント
静かな森にたくさんの思いや詩の卵のような
こだまが漂っているのかもしれないですね。
一本枝が横にググッと伸びているのが
何かを伝えているようで印象的でした。
この詩の、どの表現も好きです。なんというか、悲しさも感じましたが、いじらしい感じを受けました。
@kフウ さん
>コメントありがとうございます
写真は新宿御苑で撮りました。
横に伸びている枝はこの森の一番のお気に入りです。
森に入ると自分の内なる森と呼応するかのように
自分の根源にある感情が揺さぶられます。
@こしごえ さん
>コメントありがとうございます
「いじらしい」という表現が
とても新鮮で面白く感じました。
長く書いているとどうしても
自分のかたちにはまってしまいますが
気に入っていただけて大変光栄です。