113

113

ほんの薄皮一枚で
世間と隔てられている
私の中の迷いの森では

樹々は喜びにさざめき
鳥は哀しみをさえずり
花は悩ましさをささやく

誰も見ることができない
私の中の迷いの森の
何処にも行けない小道には

焦げた詩の欠片と
錆びついたメタファーが
ふたつみっつ落ちている

投稿者

東京都

コメント

  1. 静かな森にたくさんの思いや詩の卵のような
    こだまが漂っているのかもしれないですね。
    一本枝が横にググッと伸びているのが
    何かを伝えているようで印象的でした。

  2. この詩の、どの表現も好きです。なんというか、悲しさも感じましたが、いじらしい感じを受けました。

コメントするためには、 ログイン してください。