つぐなう

うつくしくてきれいなまちに
ただしくてこころやさしいひとがすみ
えいえんにあいしあっていきる

いつかはるかなあおいうみへと
かぜはふきわたりあめはふりそそぎ
かわとなりひあがることをわすれ

みにくいもののくらすまちに
はこばれてくるきれいだったものを
さらにみにくくゆがめようとする

かわらないものはひとつとしてなく
それゆえにみながこどくになみだし
きょうふにふるえながらあいたいする

ととのったものもみにくいものも
このあかつきのしたでびょうどうに
うえてかわいてきずついている

あれちにさいたなもないはなを
こどものしろいてがいちりんたおって
おとこのよごれたてににぎらせる

ひとはひとをころさないとひとにちかい
むすうのらんぷをのきにつりさげ
このよのおわりのいのりをささげる

投稿者

神奈川県

コメント

  1. あえてひらがなだけでかかれることによって まるでいのりのような じゅもんのような こうかをかんじました つまりかきことばでありながら かたられて みみからはいってきたことばのような そんな

  2. 谷川俊太郎さんの、クレーの絵本という詩集があるのですが、そのままかっていうぐらい影響されています。「黄金の魚」はご存知あるかもしれません。最近は二作目のクレーの天使の方をよく思い出しています。家にあった数少ない詩集のひとつです。

    情報が間違ってたらごめんなさい。
    感想有難うございます。

  3. すてきです。

  4. たちばなまこと/m さん

    有難うございます。励みになります。

  5. 無常感を感じる素敵な詩ですね。

  6. あぶくもさん

    まだ世界の終わりに拘ることが不満で、本当は救いたかったんですけど、今はまだ無理みたいです。

    有り難うございます。

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