波になって
繰り返す日々の中で
時折
穏やかに
重なっていくものがある。
身体癖
声色
肌の含み
独り具合
少しの未来と
懐かしみ。
上手く
言葉にすることはできない
それらが重なり
自らの巡りを
わからなくする。
齢を経ても
落ち着かない情感
おそれ
それらの
ひとつひとつを
追憶に交わらせる
繰り返す波にする
軽くなってみる。
ゆるり
すらり
のへり
波間に日々を浮かべて
濡れたまま
今までの生のいくつかを
無駄にしてみる。
繰り返す日々の中で
時折
穏やかに
重なっていくものがある。
身体癖
声色
肌の含み
独り具合
少しの未来と
懐かしみ。
上手く
言葉にすることはできない
それらが重なり
自らの巡りを
わからなくする。
齢を経ても
落ち着かない情感
おそれ
それらの
ひとつひとつを
追憶に交わらせる
繰り返す波にする
軽くなってみる。
ゆるり
すらり
のへり
波間に日々を浮かべて
濡れたまま
今までの生のいくつかを
無駄にしてみる。
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コメント
私の心境を代弁して頂いたような世界です。
ラストの三行が沁みました
ありがとうございます
のへり、というのが おもしろいです。
最終連に、ある特有の覚悟みたいなものを感じて、好きです。
「波になって」というタイトルと、四連目から五連目ではやわらかな創作
ダンスへ言葉をのせてみる様な、とても自然な感覚が伝わってきました。
私の筆には……書こうとしてしまう肩に力みがあるのかなぁ……そんな
事も感じました。最終連、私も好きです。
蓄積することで醸し出される含蓄と、それらを適度に手放して行くからこそ保たれる生の瑞々しさみたいなものを思います。とても素敵な世界。オノマトペも素敵です。
思春期の頃、サーフィンボードに乗った記憶がないのに、大人になって
子どもたちとバナナフッシュに跨った植え付けられた記憶だけはあって
ときどき、不思議だと夢から醒めておもうことがありました。言語化で
いっそ波になってしまえば良いとも考えるわけですが、作者のように、
詩に昇華できる方は稀にいるにしても、ネット詩界隈では貴重ですわ
いつもありがとうございます♪
@風太郎
風太郎さん、最終行は、どう落とそうか迷ったのですが、気に入ってくださり、嬉しいです。…のへり、と波間に浮かんでいます。
@こしごえ
こしごえさん、オノマトペは普段あまり使わないのですが、この詩には入れてみました。上手くいったのかは、わかりません。最終連は迷いました。…これでよかったのかな。
@リリー
リリーさん、人生を、少し軽くしたいという気持ちは、ありました。齢をとったせいもあるかもしれません。諦念の気持ちもあったのかな。最終連は、迷いました。…今も迷っています。
@あぶくも
あぶくもさん、齢をとって、軽くなりたいという気持ちがあったかもしれません。…記憶や思い出は増えるばかりですので。手放すことは大事なのだな、と最近思います。
@足立らどみ
足立さん、波間に浮かんで、ゆったりしていられたら、という願望と、自分を手放すことへの願望があったのかな、と思います。…きっと、齢をとったのですね。詩のテーマが最近変わってきたようにも思います。人は、無常なのですよね。
すごく深く響くのに、
不思議と心が軽くなるような気がしました。
全部好きなのですが、特に2連目と4連目から最終連までの
流れるような、流されていく
ような感覚が好きです。
素敵な詩をありがとうございます。
二連目特に好きです。
肌触りが美しいです。
生のいくつかを無駄にする余白が素敵です。
@草野まこと
草野さん、読んでくださりありがとうございます。オノマトペは、普段、詩の中では使わないのですが、入れてみました。日々を波間に浮かべる、というのは、憧れだったかもしれません。詩でしかできませんね。
@たちばなまこと
たちばなさん、二連目は、今の私の感触というか、そういうものを並べてみました。自分の生を確かめてみたかったところもあります。最終連目は、どうしようか迷いました。ありがとうございます。
波という繰り返す人生の反復に、戸惑いながらも
重いと思っていたことがふと軽く、それは忘れていくことや置いていくことだったり
むやみに叫ぶことがなくなっていったり…思うことが長谷川さんの詩の中で展開してほどける感触がしました。
透明な記憶と時間のミルフィーユに浮かぶことも生きてこそだなと思います。
@kフウ
kフウさん、人生を、波間に浮かべてみる、というのは以前から想像していたことなんです。今回、初めて詩にしてみました。軽さと、戸惑いと、不安さがあるかもしれませんね。読んでいただき、ありがとうございます。