如月

りりりと
鳴きながら
旋回する
鳥たちが

夕暮れと
夜の狭間に

その羽根の形を
残していった

のぼり始めた
おおきな
月は
ほほえみながら
すべてを
見下ろして

やっと
ほころんだ
白梅が

行き先を
甘く告げる

ここを抜ければ
もうすぐ春だよ、と

きみから
届いた
寒中見舞いには

すこし
間隔の狭い
見慣れた文字で

「元気でいてね」

読み返したら
なぜか

にじんで

見えた

投稿者

コメント

  1. すてきな寒中見舞いですね。
    「元気でいてね」という言葉(文字)が、身にしみて嬉しいですね。
    最後の方は、嬉し涙?^^

  2. @こしごえ
    さん、読んでいただいて、コメントも下さって
    ありがとうございます。

    はい、ご推察の通り、最後はうれし涙です。
    久しく会えていない友人からの
    寒中見舞いでしたが
    そのなつかしい文字と文言に
    心がじんわりとあたたかくなって
    文字が滲んでしまいました。

    このたびはあたたかいお言葉、
    ありがとうございました!

  3. 寒中見舞い、という言葉が効いていますね。
    それから、にじんで/見えた も。
    そう、今は、春を待つ季節。
    近所で、白梅の咲いているのを見つけました。

  4. @長谷川 忍
    さん、読んでいただいて、コメントも下さって
    ありがとうございます。

    寒中見舞いは
    最近はいただくことも随分減りましたが
    そんな中送ってくれた友人の気持ちに
    ぽっと心があたためられた気がします。

    「そう、今は、春を待つ季節」
    というお言葉、本当にそうですね!

    春はまだ少し先ですが
    冬からは一歩、歩き出した心地です。

    (長谷川さんのご近所と同様に、
    我が家の周辺でも、
    ぽつりぽつりと梅が咲き始めてくれました。)

    このたびはやさしいお言葉を
    ありがとうございました!

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