チェンジアップ
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チェンジアップを投じなければならない。
スライダーではまずい。この沈み方では左バッターのダウンスイングによっては、内野ゴロになる。だがうちのセカンド・ショート間は手薄なのだ。ゲッツーは望めない。
チェンジアップを投げなければ。
アウトカウントは一つ。カーブではいとも簡単に外野フライ。三塁走者のタッチアップでホーム突入を許すことになる。
チェンジアップでなければ駄目だ。
シュートではカウントを取れない。まかり間違えてセンターラインにテキサスヒットなど食らえば、センターの弱肩では二塁走者の生還をも許してしまう。あのセンター、誰がスタメンにした?
9回裏1アウト満塁。クイックモーションに入る。
チェンジアップなんだ。
だがな、
投げ方を知らない。
漂白の人生が定めの王朝に殉ずる者ならば此の頂に彼の英雄の詩踏みを突きささんとす英雄の名は未だ誰ぞ知らず地上を観想にて為しえむ
旅に病んで
後家の梅毒
パピプペポ
1945年8月15日
朝からクンニでホメオスタシス!
「天皇は殺ります」三島由紀夫
Are you ready ?
論破でごわす
「レオナルド、お茶が入ったわよ」
ばぶぅ
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コメント
“ばぶぅ”に心が持っていかれました。
何だか凄いわ。解説して欲しいような欲しくないような。
たちまこさん、ありがとうございます。この詩は最後のフレーズのための流れのようなものでした。
たかぼさん、ありがとうございます。野球の詩が書きたかったこと、友人の詩を真似たかったこと、ばぶぅが書きたかったこと、これらがすべてでした。