折れ目の温度

贈り物だけが残り、
折れ目の温度が消えない。

呼ばれなかった名前が
部屋を歪める。

声は
未来を避けていた。

震える手が
影を落とした。

沈黙に
名のない色。

「あなたの中のアートを知っている」
壊れものに触れる指。

混沌が根を下ろし、
形が変わった。

挨拶は音。
名前はまだ軽かった。

投稿者

静岡県

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