季節はずれのクリスマス

いまはもう聴こえないクリスマスキャロル 悴んだ指 うずくまる 冷たい床 セメントの粉 紫の痣 肺を刺す雪華 回る室外機 恋人たちは街から消えていく 機械仕掛けの電飾だけが残る メアリー・セレスト ねぇサンタクロース 今も都市のどこかで 吟遊詩人は唄を書く 首都高のトンネル ひんやりとした街路樹 セピアに暈け … 続きを読む 季節はずれのクリスマス