幾星霜と皐月の頃。
空と海の溶け合う場所、
この電子の海に帆を張って、
あの一等星を目指して漕ぐよ。
これでもう最後かもしれない。
まだ伝えられていないことばかりで、
それももう今更だね。
いつかまた逢えたとしたら、
君はまだ僕を覚えていてくれるだろうか。
緑と水に溢れたあの星を旅立ってからどれくらい経っただろう。
目眩く様な星空を超えて数光年、幾つもの銀河を後にした。
君は今何をしているんだろう。
風も吹かないこの宙で、風の便りでなんて言葉も可笑しいね。
僕はまだ飛び続けるよ。
落ちる涙が彗星になって、
君の住む街に届くまで。
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