タカラモノ

 
今日
見のがした朝日の輝き
昨日
読めなかった新聞の小説
 
小さな愉しみ、
指の隙間から
こぼれていく日々は
雪の切片となって散り
 
そっと差し込む
藤の花の香り
 
陽に透ける新芽は
風に小さくふるえ
 
若葉をなぞる雨の音は
軽やかなノックに似て
 
凍えていた指先に
温かな風が過ぎ
 
指先に残った
ひとしずく

投稿者

愛知県

コメント

  1. いつもながらにとても綺麗な心象です。ありがとうございました。

  2. この詩を拝読して、日常の何気ない中にも、かけがえの無い タカラモノ があるんだと気付かされます。ありがとうございます。^^

  3. 指の隙間からこぼれていく日々に、深く共感しました

  4. @風太郎 さん、ささやかなモノたちの詩ですが、綺麗な心象と言っていただけてうれしいです。コメントありがとうございます。

  5. @こしごえ さん、あっという間に過ぎてしまう毎日にささやかな抵抗を。コメントありがとうございます。

  6. @那津na2 さんも慌ただしい毎日をお過ごしのようですね。共感していただけてうれしいです。コメントありがとうございます。

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