慈
遥か月の陵を越えて
愛を探しに行った甲斐も有ったものだ
ダイアモンドの輝きは星の憧れ
褐色のアンモナイトまでもが発光している
古代からの祈りが高鳴って
ロータス蓮の華
ロータス
蓮の華は花開く折々に
赤子が初めて口を開けた時の音を出す
蓮華よ冷たい水の内に
生き生きと地下茎を張り巡らせて
その想いとしての華は浮遊している
大地の痙攣と天使の軽蔑
飛翔する大鯨の垂れ流す莫大な夢
眠る仏陀と女房の膝枕
ロータスは蓮の華静かな物狂い
地下では誰が何をやってるのだろう
何が誰を殺ってるのだろう
爆発と収縮そして天使の痙攣
ロータス ロータス ロータス ロータス ロータス&ロータス
遥か月を更に越えて太陽までも越えてゆく
想い追唱にせり出すのだけれども
辺りには号泣の反響ばかり点滅している
今はこの大地に足を踏み下ろし踏みしだき
地の霊がにじみ出すのを待ち
祈り尽くして震えて異言を唱えよう
ロータス蓮華よ生命に恋々としていたい
深々と蓮華寧々と泥中で生き
安閑と鼻下を伸ばして
醍醐の瀧に沈められてゆく
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