主演:星

星はそこに佇んでいた。
私はそれを見下ろしていた。
スポットライトを浴びせてあげる、
星は瞬き始めた。
ツーツー、チカリ。
モノローグを語り始めて、数秒。
あ、噛んだ。星も噛むことがあるのだと、
私は知った。星はわなわなと震えた。
光で追う、惑星と惑星の隙間に滑り込み、
大きな木星から
こちらをじーっと眺めるのだった。
怒らないから出ておいで、
ほーらきみのためにホリゾントも用意したんだ。
何色がいい?言ってごらん。
-ない色。ない色がいい。-
ないというそれは色なのだろうか。透明。
不要になったホリゾントを破り散らす。
その姿にまた星は怯えた。弱すぎるだろう。
だけどその姿がまた可愛いのだ、
これからもこうしてびくびくしながら
間違い続けるんだものね。
終わらせないために
私がきみを叱って殴って燃やしてあげるからね。
涙で真っ青になるきみが一番きれいだ。

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