勝手に鑑賞してくれるなや
1.
高そうな額縁に飾られて
ただ眺めて鑑賞するだけのコトバなんか
クソつまんないったらなくってよ
あら ごめんあそばせ
わたくし生憎お上品に出来ておりませぬ故
2.
お誂え向きなコトバなんて吐けない
綺麗に包装されてリボンまでつけられた
お行儀のいいコトバなんてもっと吐けない
肉を切り裂き 骨を砕く
生温く浸るだけのその感傷に
グサリと一撃
わたしのコトバは
どこを突っついたって
滴り落ちてくる
あの日あの時 声にも出せなかった
狂おしいほどの叫び声が
夥しいほど生々しい鮮血が
あとからあとから
とめどもなしに
滴り落ちてくる
いつまでも ジリジリと焼けるように
ヒリついて離れない
終わりなき痛みのように
ミャクミャクと
ドクドクと
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