山を登った 彼と同じ場所にいたいから
山に登れた 彼はそこで死んでいた
わたしの初めての友達は死体だった

かつての場所を見下ろした
そこは鼠色の霧で覆われ
人混みのような匂いがした

叫んでも声は届かない
やまびこも帰ってきやしない
わたしは彼の裏を眺めるだけ

わたしは彼を人間にするだけ

投稿者

愛知県

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

コメントするためには、 ログイン してください。