長い夏

蒼い服を着よう
空の色の服
鳥は空に染まらない
でも
私は染まる
ミトコンドリアまで
空になる
そして
空の中に空を孕む
朝に輝き夕べに瞑目する
それを繰り返しながら
長い夏が終わる

遊牧の民よ 王の末裔よ
家畜に草を食ませよ
百年分のバターを作れ
婚礼の準備を急げ
呼吸の流れる河のように

私が土に埋められ
倒木が上に組まれる
羊乳が撒かれる
私は依然
空だ
ミトコンドリアを蒼く輝かせる

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