詩人のみなさん
あなたにとっての「詩」とはなんですか？
そもそも考えたことってありますか？
わたしは誰かに聞かれるまで、一度もありませんでした
よかったら一度考えてみてください

わたしの答えはただひとつ！
「ひとりえっち」です

わたしは現在、平凡な主婦です
（あまり自分の背景を、詩以外でお知らせしたくないひと）
「色々」はあったので、その都度詩にも書いてきましたが
平凡な主婦に落ち着いたな、と思います
「ひとりえっち」とか書くとあれですが
お酒たばこ一切しない
思春期ド真ん中でやんちゃしたことや
自分の人生設計より遅れた婚期に人並み以上にハメ外しまくったことはありましたが
なんだろ
巡り巡って主婦（悲観的とかではなく）
そしてそんなわたしの思う「詩」とは
うん、「ひとりえっち」なのです

ひとりえっちって気持ちいいですよね
（オナニーとは言いたくない）
妄想したり、実体験を思い出しながらしたり
好きな時にしたらいいし
したくなければしなくてもいい
やり終えると、少しの疲労と達成感

これは、わたしの詩作過程そのまんまです
人に見てもらい、読んでもらうことによって新たな快感を得
コメントをいただければ、それはイクっという瞬間に近いのかな
身体の真ん中少し奥がドキドキするから
胸がぷくっとふくらむような

詩のいいところは、すべてを曝け出すことができること
（露出狂じゃないけど笑）
きれいもきたないも、嘘もほんとも曝け出して
それでもなお、きみの詩はいいねって言ってもらえた時
この上なく幸せな気持ちになる
満ち満ち
心がみちみち

知らないところで人に影響を与えることもできる
それは小さな爪痕のように誰かの心に残る
それってとんでもなく素敵なことじゃない？
自分の選んだことばが、紡いだ言霊が
誰かの明日や笑いや共鳴、記憶、涙につながり
その人の1秒後の行動を変えたかもしれない
そしてその１秒後は、１年後の変化につながっているかもしれない
それが詩の力
無限の可能性であり、奇跡
詩はあなたのモノであり、誰かのモノ
ジャイアンは歌は歌っても、きっと詩は書かない

ああ、やっぱりきもちいい
やめられない
いいな、詩って

みなさんは、どうでしたか？
どこかでこんな話を詩人同士でやりとりのできる場所があったら
もっと楽しくなるかな
あれ、それって
もしかして「ひとりえっち」から「セックス」になるのかな！
じゃあ「スワッピング」も楽しそう
絶対もっときもちいい！！
・・・
話がえらく逸れそうなので自粛
わたしのながーーいひとり言を最後まで読んでいただきありがとうございました！
またどこかで♪

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これまでぽえ会に投稿された詩の中から、私的な好みを晒します

＊ペーパーロールスター／あああ
まず、もう、タイトルが好きなんです笑
ペーパーロールスターが誰なのか何なのかは全く知らないけど
別にどうでもいいよね好きだから

なぁ、ペーパーロールスター
誰かを愛さなくたって生きていけるってことは
つまりは、誰かを愛さなくちゃ死ぬってことだよね

この最初の３行で、掴もうとしているのが分かります、読む人のハートを
間違いなく、わたしのは持っていかれました
この詩に出てくるカタカナが特徴的で好き
なぜだか作者の視線を想像しやすく、不思議と頭に残ります
最終連でこの作者の（わたしが勝手に思う）強みが出ます
「あなた」とか「俺たち」とか「よ」で終わるやさしい声とか
弱くて儚いのに強い芯みたいな、そういうのに弱いのはわたしだけでしょうか

＊うすむらさきいろ／大覚アキラ
わたし、詩人のくせに知らないことばがたくさんあるのですが
この詩にもたくさん知らないことばが出てきます
それでもそれを超えて読ませる力のある詩です

最初の連は近くの視点から始まり、紙飛行機に乗ったようにふわっと世界を広げて
少し周回してまた、もとの場所に戻ってくる
そんな感覚
きもちいいです
すると出会う１行
　
　そうやって世界は繋がっているようで切り離されている

ちょっと突き放されます
え、うん
そしてまた思い出したかのように話が始まり
またもとの場所に戻ってくる
知らないことばがあっても、見える世界があり
数枚の絵画を並べて眺めているような気分になります
そして最終行

　そうやって世界は切り離されているようで繋がっている

そう
そうなんです
絶対そう！！
この詩のタイトルの通り、薄紫色のもやが詩全体にかかっているような錯覚さえ覚える
情緒あふれる生（なま）の詩
好きです