散る景色

「散る景色」

散ると云うよりも

儚さを積むように
音もなく降りて来る

上弦の薄明かりに浮かぶ
花びら二つ

命の果てのその様に
眠る梅の香

鶯はもう来ない

投稿者

長野県

コメント

  1. 散る、だと花から落ちたことが前提にありますが、積む、だと花びらそのものだけに焦点が合い、わびしさ淋しさが迫ります。
    ひっそりとある花びら、時間の流れから最早外れてしまったような、ひたすら静かな雰囲気を感じます。

  2. @野鳥倶楽部
    詠んだ意図を汲んで頂けてとてもうれしいてす。
    時間とは流れるものではなく、単に刹那刹那の連続でしかないのかも知れないと感じています。
    全ては人が妄想している景色なのかと。

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