夏を歩く

わたしは歩いている
今はひとり
38度の街をひとり
涼しい風を待っている
わたしの風を待っている

海辺に座って食べたパスタ
溶けきったコーヒー
朝の日を浴びたブーゲンビリア
君と知らない街を歩く
遠くに見えた雲が綺麗とか
くだらない話をしよう
愛も恋もいらない
ずっと、笑っていたいだけ

跳ねる海飛沫
小さな花が咲いた
ぱちぱちと弾けた
今だけは子供みたいに笑って

子供みたいに笑って

終わらない遊園地
君とふたり、
だなんて夢を見てみたい

海辺を歩く
風を待つ、
わたしがひとり
跳ねる夏飛沫

夏が眩しい

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