非線型方程式

非線型方程式について私は、
誤解したまま
死んでゆくのであった。
あああっぱれ

零の命を
無限の死が
つなぐ
闇の中の黒いこおろぎ
ぷふい

埴谷雄高さんが
苦笑い
無辺の光
ささやく魂
青空の深奥の下
鬼やんまには
鬼やんまの
空の道があるのです
ふりかえり
現在を
遠く
未来の

あの人は
ほほえんで
みんなと

ぷふい
生きている
生きていた
大昔
むしとりあみを
持って
かけていく





※ 文中の「闇の中の黒いこおろぎ」というのは、埴谷雄高(はにや ゆたか)さんの著書『闇の中の黒い馬』(河出書房新社)のタイトルの言葉を 少し もじったものです。
  更に、「ぷふい」という言葉は、同じく、埴谷雄高さんの著書『死霊(しれい)』(講談社文芸文庫)に出てくる登場人物の感嘆詞を引用したものです。ちなみに、『死霊』は、未刊の大作小説です。ハードカバーは九章まで、文庫版は3巻まで出ています。

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コメント

  1. こしごえさんの魂の世界と方程式、ベクトルは違うのに、溶け合って、なんとも味わい深い化学反応が起きている気がします。
    一文一文が本当に素敵。時を超え、時代を超え、移ろいいくものたち。けれど、変わることなく、そこに確かにある、そんなものたち。

    鬼やんまには
    鬼やんまの
    空の道があるのです

    ここ、本当に素敵。

  2. @たけだたもつ さん ありがとうございます。
    非線型方程式について、自分なりに解釈して、書きました。この詩は、でも、5分位で書けたものです。

    ここのところ、五行歌しか書いていなかったので、(自由詩は、いつもノート一ページ分の、35行と決めて書いています)久々に、新鮮な気持ちで書けました。

    たもつさんの、素敵、素敵、というお言葉、ほんと励みになるし、とっても嬉しい。

    家の周りや、自分ちのお墓の周りの水路などで、よく鬼やんまを見かけます。それらの鬼やんまには、それぞれに、決まった順路があるようで、決まった空の道があるみたい。これは、実際のこと。ふふ。

  3. なるほど、みんなよくわからないお題を自分のフィールドに落とし込むの上手いなあ。もちろんこしごえさんも。「ぷふい」というオノマトペが効いてますね。

  4. @トノモトショウ さん ありがとうございます。
    ああ、トノモトさんが、そう言ってくれて、ありがたいです。うん、検索しただけじゃ、全く分からなかったので、マイクロソフトのAI「コパイロット」さんに、「非線型方程式」について質問して、説明してもらったんですよ。そこから、自分なりに 非線型方程式というのを解釈して、この詩を私が書きました。
    たもつさんにもさっき言いましたが、この詩は、5分位で書けたものです。こんな短い時間で書けたのは、私にしては、非常に珍しい。ふふ。

    以下は、詩本文の下に、追記した物です。

    ※ 文中の「闇の中の黒いこおろぎ」というのは、埴谷雄高(はにや ゆたか)さんの著書『闇の中の黒い馬』(河出書房新社)のタイトルの言葉を 少し もじったものです。
      更に、「ぷふい」という言葉は、同じく、埴谷雄高さんの著書『死霊(しれい)』(講談社文芸文庫)に出てくる登場人物の感嘆詞を引用したものです。ちなみに、『死霊』は、未完の大作小説です。ハードカバーは九章まで、文庫版は3巻まで出ています。

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