夜の詠
母、天時を告ぐ 既に時遅し
胸に思い存じ 山川に至らん
夜に詩心湧き 遂げて筆を執る
来朝の文は 万念に及ばず
夜は永からず 何ゆえ蕭索たる
芳年に在りて 茶月無からんや
詩賦の篇 千言に過ぎず
その柔情は 万里に赴かん
万里の遥か 耳元に響き
この心淡く 言葉を要せず
夜は来たり また去りゆく
宵に眠れず 窓に倚りて歌う
浪漫無くんば 此の心成り難し
夜色深まる 我が詩の章
夜と共に守り 心と共に在り
壮士の如く 燕台に歩を進む
千里の萋萋 台の下四方に広がり
賢士を求め 天の邦に書き尽くす
天に夜あり 人もまた倦む
詩は何為ぞ 夜毎に鳴く泉
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