空と海
きみは
どこまでも澄んだ青い空
きみの見つめる愛おしそうな目が
わたしを自由にするから
わたしは
漂う雲になり
旋回する飛行機になり
どこまでも突き抜ける光になる
わたしは
いつまでも深く碧い海
わたしの抱きしめるやわらかい胸が
きみを泣かすから
きみは
降り注ぐ雨になり
身を守る小さな貝になり
いつまでも海底で還らない月明りになる
きみは
「愛されて死にたいと思った」
わたしはそうだな
「愛して詩にたい」
わたしたちは空と海
愛を知るまま
ただ息をしようよ
どこまでもいつまでもなにもかも抱きしめあおうよ
コメント
ここに海がありましたね。海を見ればもう死んでもいいかも、なんて。ましてや空は海にいだかれているのだから。
海は生命の源でもあります。世界の果てでもあります。そして空を支えるのはいつも海です。
ただ男は海を見つめていればいいんです。
もう一個感じたこと
男は「愛されて死にたいと思った」
わたしは「愛して詩にたい」
男は空だけに青臭いのかもしれない。夢見がち。
女は同じ青でもブルー。もちろん愛と情熱はあってもどこか海の底。静かに詩を生み出すのかなって。
@王殺し
海っていいですよね
泳ぐのが好きなわけでも、海の近くに住んでるわけでもないのに、なぜかひたすらに海に還りたいと思ってしまいます
空と海は、平行線と思ってました
交わらない、でもどこかでつながっているような
空は色を変えつつもやさしいです、いつもそこにいてくれる、すべてを映してくれる
海はすべてを飲み込む強さがあるけど、でもすべてを内包する、受け入れる
海、いきましょ
語り手は他者の視線に自己を強く(とても強く)認識しているのだろうと感じました。
これまでのナツコちゃんのキラーフレーズの数々にナツコちゃんがたくさん居るって思っています。
これお題で書いても良かったんじゃ? 海の青は空の青を映してるだけなんだもの。オレも出来る限り愛されて死にたいなー。
@たちばなまこと
わたし、いてますね
書いても書いても書き足りない気持ちです
たちまこさんの詩は、ほんと裁縫する、裁断する、形作る過程の中に、いっぱいたちまこさんワードがあって、詩が織物のように仕上がっていく感じで、すきです
@トノモトショウ
わかります、わたしもちょと悩んだんですけど、なんかでもしっくりこなかったんです
「空と海(グライダー)」とかにしようかな、とも思ったんですけど、お題を勝手にそんな風に切り取っていいのかもわからず
男の人は、みな愛されたいの方が強いのかな…
わたしも愛されたいけど、でもやっぱ考えれば考えるほど愛したいの方が強い
不思議!
きみ・どこまでも澄んだ青い空とわたし・いつまでも深く碧い海は、あお で高く深くつながっているんだなあ、と、
この詩を拝読して 思いました。
そして、それは、愛なんだ。きみとわたしは、愛で つながっているんだと思います。
@こしごえ
わ!素敵な感想すぎる…ありがとうございます^^
うん、愛でつながってます