人はいかにして詩を読むか

時にやむを得ず詩を書くが
いまだ詩の読み方がわからない
詩はあまりに静かすぎて
おおよそ水面のようでいて
こちらも息を潜めざるを得ない

僕の中に細い息があるのに
世界は十分に騒がしいから
その息が絶えぬうちに
このようにして書き記す

誰かの息が言葉として立つとき
僕は用心せねばならない
それは鋭い刃物となりうる
不用意に触れれば僕の柔い指の皮膚は
ずたずたに切り裂かれてしまうだろう

自分が書いたはずなのに
詩というのはどこか他人行儀で
僕に対して異邦人のように振る舞う
誰かと誰かの間に立つ細い息を
僅か引き取って書き記す

投稿者

神奈川県

コメント

  1. 僕が思うに、詩は書いて外に出して誰かに読まれた瞬間、書いた人のものではなくなるのだと思います。個人的な見解です。

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