ヒステリック・ホモサピエンス

.

地球の耐用年数を考えていたら

 ワンルームの自転が朝に切り替わった。

   

   

   

   

昨夜の君を思った欲情が はかないほど美しすぎたので

二回の自慰の後に 死んだ超新星の粒子が降ってきたのだった。

   

   

   

   

あの 忘れがたい君の身体の中へ    

僕は確かに一度だけ入ったのだと

4億人の僕の 精子と生死をともに 独り 呟きながら

   

   

僕は

君のいない宇宙の広さに 永久に怯え続けていく。

.

投稿者

徳島県

コメント

  1. リルさん、これすごく好きです。
    せつな悲しくて美しくて、たまりません。

  2. あぶくもさん、ありがとうございます。もう少しだけ言葉を入れたかったのですが。

  3. シンプルで言葉が研ぎ澄まされているのが良いと思うよ。

  4. トノモトさん、ありがとう。短い詩はあまり書かないんですが過剰に言葉を詰めなくてもいい場合もありますね。

コメントするためには、 ログイン してください。