またね
何とかなるさ
と
自分に言い聞かせる。でも
どんな時もなるようになるなんて
言えない。生きながらにして
地獄を味わっている人もいるから。
生きている限りは何とかなる
と思う私は
甘いのかもしれない。
幼少の頃には甘いコーヒー牛乳が
好きだったが、今はブラックだ
紅茶もストレートが好き。
芒などの茂る
草やぶへ小石を投げたら
小石の姿が消えた辺りから
さようなら
と
小さな声が
返ってきた
帰る場所があるというのは幸せだろう
私は
私に帰る
おかえりなさい
空は青く澄んでいて
羊雲は少年に追われてゆく
見えない少年に
手を振る
ああ 行ってしまった
私はここにいる
どこでもないここで
暗黒のこころに光が射す、またね
コメント
何とかなりますよ。誠実に生きている人を、お天道様はきちんと見ています。「見えない少年」は、きっと作者自身の憧憬なのでしょう。そんなふうに読んでみました。
@長谷川 忍
さんへ ああ!ふふ、何とかなる。
長谷川さんが、そう言ってくれて、心強いです。そうですよね、お天道様は見てくれてる。
うむ、そうそう、「見えない少年」は「私」です。伝わって よかったです。
長谷川さんが、この詩をそうやって思ったりしてくれて、自由に読んでくれて ありがたいです。ありがとうございます。
「羊雲は少年に追われてゆく」
良い表現だなあ。好きです。
大人になっても子どものように純心でありたいものです。
大人になるって何なんでしょうね。
なんだか自分を押し隠すことこそが大人のような。。
私は、
こどもよりも喜ぶのが上手で、楽しむのが上手で、でも落ち着きもあって。
子どもには大人の方が楽しそうだと思ってもらえるような大人になりたい。
なあ。と模索中。笑
@TB6
さんへ TB6さんが、その羊雲の表現を好きだと言ってくれて うれしいです。ありがとうございます。
そうですねぇ、大人。
果して、大人になるって何なんでしょうね。大人になるまでには、色々なことを経験などして、さまざまな価値観や考え方などを得ていくことなどが大人になることの「一つの」条件なのかも(?)。
自分が思う理想の大人になるのを目ざすことも すてきなことですね。
私もそうですが、一日一日の毎日が勉強ですね。笑
@こしごえ
本当に毎日勉強、その通りですね笑
@TB6
さんへ はい。笑
「帰る場所があるというのは幸せだろう
私は
私に帰る
おかえりなさい」
という一節がなぜかとても好きです。
自分でも理由はわからないのですが….。
「芒などの茂る
草やぶへ小石を投げたら
小石の姿が消えた辺りから
さようなら
と
小さな声が
返ってきた」
というところも、その映像がうかぶようで、ぐっときました。
@草野まこと
さんへ 草野さんが、その一節をなぜかとても好きと言ってくれたことと、もう一つのところを映像がうかぶようで ぐっときたというふうに言ってくれて、とってもうれしいです。
草野さんがそれらのことを私に伝えてくれて貴重に思います。
草野さん さまざまに読んでくれて、感じたりしてくれて、ありがとうございます。