ヒツゼンテキアシタ
すでに時間・つまり列車は
崖の端から都市の上空へと 落下する
ひづめから誕生した エックス線
「あいおう」から 友好の羊が送られて来る
頭蓋骨の中央から エンリコは演舞する
つまり 航空ショーのおそくなったカクテル
羊たちのゆるやかに流れていく 海
オーケストラの声は・・・おもいつつ・・・そして死の
エトランゼ、飛行青年の、ライスパーティー
おもいつつ・・・針にかかり・・・そして死の
やわやわと言葉の門を開き
遠ざかる人々の門を開き
わたしは深夜の太陽を抱こうとする
それは耳をとざした地下室の帝国
水がしたたる、水道の蛇口を、ふるふるとなめている
そこは地獄から郵便が届くから・・・ミシンも
淡水魚のえらは 方向を持たない そのまま
君たちは消火栓からの炎をなめてみる
そのまま 行きなさい そしてワンダフル
地下室のはなやかなパーティ会場へと 鳩
たっくんと、そぼんたる、ペルタンカーヤ、てったんと
快感は計算的に雨だれの音楽を
ラムダのほとばしり、爪の先は燃える
女たちは見なさい、腹をだして、見なさい
スポンジからしぼりだす 悪魔・あくび
ほうぼうは、とうぼうする、ほうほうは、とうせんする
愛情の深まり行く 秋の日の 悲しい知らせ 退場する
女はわたしに言った
「手鏡のひかり わたしの眼は ひかり 母星へと」
そして変革する、体内の、血液と神経線維
死亡する カタクチイワシの 精神のために
歩こうと思う、わたしたちは、歩こうと思う
羊たちとともに、東へ、さすらう精神的羊、羊毛の声とともに
ハルビンの歌声のやすらかに天の窓から
ひたすらにわたしたちは行きましょう
ヒツゼンテキ、アシタ、希望の声をあげて
音楽とともに行きましょう
羊たちのあいさつする
旅に出るのです
アシタ。
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