虚空
どこまでも澄んでいる
手を伸ばしても何もつかめないほどに
まるで吸い込まれるような錯覚
深く深くどこまでも
あまりの透明さに皆は飽きる
何もないことに嫌気がさす
変化のないことに退屈する
ただ一人 立つ
何もないものを見つめて
どこまでも澄んでいる
手を伸ばしても何もつかめないほどに
まるで吸い込まれるような錯覚
深く深くどこまでも
あまりの透明さに皆は飽きる
何もないことに嫌気がさす
変化のないことに退屈する
ただ一人 立つ
何もないものを見つめて
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コメント
最期の二行で急展開して、しかも虚空を重んじるという、どこかしら東洋風味があって。興味深いです。
空を見上げることが好きなのです.快晴は何もなくて,ただ空が広がっているだけですが,それも好きで.きっと多くの人は空なんて見ないんだろうなって思って,書いた気がします.