005

005

ひとりで
うずくまっていた
僕を
覗き込んで
君は
青空みたいに笑った

驚いて
立ち尽くしていた
僕の
汗ばんだ手を握って
君は
開けたことのない扉を開けた

君が指差せば
花は咲き
君が振り向けば
鳥は歌う

ふたりで
歩いて行こうと決めた
僕の
意識のふちどりを
君は
好奇心のまま解いていく

ねえ
四つ葉のクローバーを
摘みにいく前に
さっき空に何て書いたか
教えてくれないか?

投稿者

東京都

コメント

  1. このタワーが見える公園を思い出します。
    僕と君にぴったり。

  2. @たちばなまこと さん
    >コメントありがとうございます
    そうです、あそこです。
    「君」はすぐにスタバに行きたがるので困ります(笑)

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