要石
体内時計 逆行 シ
冥界の呼び声は
横たわる 漆黒 ノ
共鳴に震えても
路傍の石 直立 ニ 浮き上がろうと
オ
イ
ガ 反重力を支える
[TONOMOTOSHO Rebirth Project No.021: Title by さくさく]
体内時計 逆行 シ
冥界の呼び声は
横たわる 漆黒 ノ
共鳴に震えても
路傍の石 直立 ニ 浮き上がろうと
オ
イ
ガ 反重力を支える
[TONOMOTOSHO Rebirth Project No.021: Title by さくさく]
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コメント
みんないつもありがとう。
思うところあって、以後他の方の作品にはコメントしません。なのでオレの作品へのコメントも特に希望しません(書いてくれたらもちろん嬉しいけど)。
“シノニオイガ”が要石、もしくはポールの役割なのかなと読みました。
キラーフレーズ噛ませつつ画として整わせるのは技術が要るだろうといつも感銘します。
見た目と内容が一致しているように思います。そのおもしろさを感じる。そして、その読ませ方に工夫がしてあり、作者の読者を思う心づかいが見えるような気がして うれしくなります。
それから、シノニオイガ反重力を支える という所と全体から反重力的にメメント・モリという言葉を思い浮かべました。
この詩に限らず、トノモトさんの詩からは、詩人の凄みを感じます。
ああ、要石が刺さっていて、シノニオイガ。と思ったら何の重さも感じない世界で路傍の石がぬっと地面から浮き上がって来たのか…
子供のころ逆立ちして「地球を持ち上げてやった」と言ったことを唐突に思い出しました。要石も見方を変えれば地球を持ち上げているとも言えるわけで、反重力という言葉からそれを連想したわけです。体内時計が逆行するとシノニオイがセイノニオイにもなるかもしれませんね。