春宵夢

朝は窓という窓を開け放って
春の丘の上に立つ小屋 
私は招き入れる 光と微風と花の薫りと

夕べは窓という窓を閉ざして
春の丘の上に立つ小屋
私は送り出す 光と微風と花の薫りと

夜は薄暗い寝室に自らを閉じ込め
丘の上の小屋で春の夢を貪る
光と微風と花の薫りに浸されて

投稿者

茨城県

コメント

  1. 三行・三行・三行と言うのは、名前のあるスタイルなのですか? わたしは定型についての知識がありませんので、不思議な感覚で読みました。

  2. @坂本達雄
    さん 各連が三行の詩もあるかと思うのですが、正式にはどうなのかわかりません。私の場合はたまたまでした。本当は四行で済ませようとしたのですが、ちょっと足りなくて三行の三連となりました。もとは英語で書いた詩を日本語に手直ししたものです。もっとイメージを凝縮させていきたかった。。。

  3. @佐藤宏
    さんへ、なるほど良く分かりました。凝縮された言葉のいろどり、あまやかさ、角度をかえつつ、ひかりの反射をとらえている、と思います。つぎも楽しみにしたいと思います。

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