5月のシャボン
先へゆくほどひらいてゆく
黄緑色のストローで
冬のうちから少しずつ
途切れなく
流し込む
息の
素早い一吹きで、放つ
初夏の空
青 ピンク 紫 白
どの色がいつ
いちばん濃く輝くか
人が目を凝らす間に
色を欠き
透けて
弾ける
アネモネの花
黒紫の
影法師
先へゆくほどひらいてゆく
黄緑色のストローで
冬のうちから少しずつ
途切れなく
流し込む
息の
素早い一吹きで、放つ
初夏の空
青 ピンク 紫 白
どの色がいつ
いちばん濃く輝くか
人が目を凝らす間に
色を欠き
透けて
弾ける
アネモネの花
黒紫の
影法師
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コメント
詩の言葉と、お写真が、上手く絡まっていますね。「どの色がいつ/いちばん濃く輝くか」からラストまでまでの、展開、流れが好きです。黒紫の//影法師…
@長谷川 忍 さん
コメントありがとうございます。
ぽんぽんと弾け咲き、散り、芯だけ残っているアネモネを今年は堪能できました。
タイトルを修正しました。
カラフルなシャボン玉のようですね。
発想が素敵です。
@nonya さん
コメントありがとうございます。
時間の尺などは違いますが、
アネモネとシャボン玉は似ているなと思い、書きました。
ピンクや青、無色など、一つのシャボン玉は、消えるまでに色を変えます。
はじけるように咲くアネモネの表現が素晴らしいです。
洗練された描写に鮮やかな命の息吹を感じました。