あそびあい
夢の中で
あーん、てしあってる
金平糖の
半分は××でできていて
半分は××でできている
て
遊びを延々してる
わたしたちが得意なやつ
・・・・・・・
きみが知っていて
ぼくが知らないことを教えて
かわりに
ぼくが知っていて
きみが知らないことを教えてあげる
・・・・・
今日もこんぺいとう
ぎゅうぎゅうに
身を寄せ合って
ひしめいている
食べてって見上げてる
知ってしまったあとには
なにがあるんだろう
知ってしまったら?
・・・・
夏の
期間限定のソーダ味
夏が終わる前に
食べ切ってやった
最後の日
こどもたちはひとりだ
からっぽになった缶を見つめて
見つめて
机の奥にしまった
・・・・
(先生、金平糖はもはやお菓子じゃないんです。お菓子以上のなにかがあります!)
いっぱい食べさせた方が勝ちね
て 先生は自信満々に言う
わたしは負けたいんですが
引き分けはだめです
「なくなったらどうするのですか?」
「もっと美味しいの、用意してあるから」
…
・・・・・・
金平糖の缶
なんであけてしまったんだろう
いつか
なくなってしまうと
わかっているのに
ずっと忘れていた甘さ
甘くて
3日おきくらいでいい
・・・
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