西陽が眩しい18時
西陽が眩しい18時
まだまだ明るい
夏の夕暮れ
ヨレヨレのシャツを
脱ぎ散らかして
浴室駆け込み汗流す快感
昼間の太陽を洗い流して
夜に着替える
心はさっぱり
喉はカラカラ
冷蔵庫からキンキンに冷えた
缶ビールとりだせば
やにわに
プルタブをこじ開けて
ぷしゅりと音を立てて
しゅわしゅわの白い泡に
ゆめうつつ
一口目の快感
二口目には極楽
三口目にはもはや無の極地
1日の疲れもどこへやら
生きてるという実感に
身を震わせてお疲れ様と
自分に労いの言葉を
コメント
リズムが良くて、楽しいです。
例えばですが、
>浴室駆け込み汗流す快感
の
「快感」、
>心はさっぱり
>喉はカラカラ
の2文
が書いて無かったらどうだろう。
などと考えてしまいました。
読者は自らの経験や知覚を思い出しながら、ああ、爽快だろうな、のど乾いているからビールが美味しいだろうな、などと辿り着く楽しみもあるかもしれませんね。
夏らしい、楽しい詩をありがとうございます。
夏特有の日常感ですね。テンポが良くて、読後の爽快感がありました。
西日にやられちゃってるぼやぼやした感じとかが、感覚的にすごく伝わってきて
最後の3行身に染みるほど素敵でした。