梅雨入り
通り雨が
ガラス窓を叩いて
水の季節を告げている
先走る季節
消えていく約束
そのうち読む本もなくなる
ドアに鍵はかかっていない
でも
あなたに会えないのなら
何処にも行かない
何時でも誰とでも繋がれる
でも
五感はあなたの波打際で
寄せては返すだけ
通り雨が
ガラス窓を叩いて
水の季節を告げている
先走る季節
消えていく約束
そのうち読む本もなくなる
ドアに鍵はかかっていない
でも
あなたに会えないのなら
何処にも行かない
何時でも誰とでも繋がれる
でも
五感はあなたの波打際で
寄せては返すだけ
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コメント
最終連、ネット(SNS)社会だからこそ浮かび上がってくる光景でしょうか。相手への、温もり、肌触りへの希求が表現されています。
最後が余韻と相まって、響きます
僕が外に出ない理由が分かった気がします。
傘がないから会えないっていう歌もあったなぁ
長谷川 忍 さん
>ありがとうございます。
とても面倒臭いご時世ですよね。
いつでもどこでも遣り取りしていたはずなのに
振り向いたらだれもいなかった、なんてことも。。。
timoleon さん
>ありがとうございます。
届きそうで届かないというのは
ある種のプレイとしては良いのかもしれませんが。。。(笑)
りゅうさん
>ありがとうございます。
外に出ない理由を見つけやすくなったのは
私にとっては少し楽な展開なのですが
やるせない気持ちになることも多々あります。
王殺し さん
>ありがとうございます。
あの頃の陽水先生は紙細工でしたからね(笑)
でも、行かなくちゃっ!
梅雨にしろ、コロナ禍にしろ、会えないことのもどかしさって、やっぱり触れられるものしか信じられない感じとか、言葉なくとも場の空気を共有することの大切さの圧倒的な欠如によるんですかね〜。