円卓
家族で円卓を囲む
するときまって悲しい
ご飯を口に運び
何度も噛む
行為が
悲しい
静かに味噌汁をすする行為が
悲しい
陶器がぶつかる音
折り畳まれた布巾
コップに残った麦茶
真ん中を見つめる
家族みんなで
真ん中を見つめている
家族で円卓を囲む
するときまって悲しい
ご飯を口に運び
何度も噛む
行為が
悲しい
静かに味噌汁をすする行為が
悲しい
陶器がぶつかる音
折り畳まれた布巾
コップに残った麦茶
真ん中を見つめる
家族みんなで
真ん中を見つめている
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コメント
ふわっとする浮遊感が素敵。
ふわっとしてますか笑 真ん中は真っ暗闇の穴で飲み込んでいるイメージでした
この詩を読んで最初に思い浮かんだのは、LED ZEPPELINの「Presence」というアルバムのジャケットだった。虚無感だよね。意味のない行為、意味のないルーティン、意味のない儀式。家族というカタチを維持するためだけに、空っぽの「真ん中」を見つめ続けるという、虚無のための虚無。
みんなで真ん中を見ることってあまりないです、たこ焼きパーティーなどはみんなで見ますよね。円卓って強制的に真ん中を見ないといけないから不思議な気もち
ふえー悲しみ〜
暗いですよね。