世界旅行

世界旅行

きみの瞳はバイカル湖
深くの岩まで潜ったら
きらめく水面を見上げて呟こう
きみの指さきに見とれていると

きみの瞳はアンデスの空
ぼくのたましいを放ったら
白鷲となって飛びたち想う
きみは静かにたたずむ灯台だと

きみの瞳はケープタウンの台地
ぼくが伊吹を吹かせたら
果てなき草原があらわれて囁く
ぼくときみの世界の扉を

きみの瞳はコッツウォルズの紅茶
ぼくは砂糖もミルクも入れずに
半日かけてゆったりと啜る
きみの傍できみと会話しながら

投稿者

広島県

コメント

  1. 美しいもの、うるわしいものは、世界そのものであり、そのなかでも、君との、時間が、なによりも、いとしいものなのだと。ルリカケスは言う。

  2. 世界と繋がっていることは、美しいもの、うるわしいものに触れていることなのですね、そして美しいものの中にいる幸せ。ルリカケスは美しいですね。

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