私の頭痛

朝、眩しい。嫌だ、まだ悪夢に苛まれていたい。いくらそう言っても光は体内時計をリセットするので、布団に挟まれて寝ることにした。
潰される心臓。毛布を吸って呼吸、授乳みたいだ。
それでも朝の気配は世界を満たす。熱い毛布を透過して、明晰夢を光で満たしてしまう。
無視してると君がやってくる。目の奥を絞り上げ、夢を虫食いにしてしまう。たまらない。
ああ、今日も君に負けたよ、毛布が苦しくなってきた。退けてもまだ息が苦しい。
今日も大敗。窓の光はまだ青い。

投稿者

東京都

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