WAR CRY
戦場は何も
幾万の観衆が見守るフィールドばかりじゃ
ないだろう、そうだろう
ありきたりの日常こそ
まるでラグビーボールのように
不規則なはずみをくりかえす
だったら
叫べばいいと思うのだ、俺、俺、俺
未来はきっと輝いている
そんな歌が途切れた時代はない
だったら
そいつをかき消すためにこそ叫べ
叫びの中にしか潜まない明日が
在り得るか否かを知るために
叫べばいいと思うのだ、俺、俺、俺
道を歩いていていきなり
頭の中に埃がわき立つ
親しいと思っているひとと話していて
ふいに、のど奥がひりついて痛くなる
そんなとき叫んではならないと
誰が決めたのだいったい誰が決めた
だったら
叫べばいいと思うのだ、俺、俺、俺
叫ばない叫びはない叫ぶことはない叫ぼうとしない
のか俺
見なよゴールライン前
屈強な、剛き毛の、荒ぶる男どもが
次々と湯気たてて飛びこんでいく
ドライヴィング・モール
ただあこがれたままでいるのか
今日も
今だ、叫べ 俺!
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