めぐすり
メトロポリスの地下室で
愚鈍な僧侶が言いました
素敵な夢を見るために
リスクを背負うのが人生だ
瞑想しましょう そうしましょう
ぐずぐずしないで やりましょう
素敵な嘘をつくために
リズムに合わせて泣きましょう
メシア気取りの禿げ坊主
寓意も知らずにつらつらと
筋書き通りに講じるが
理論も何もありません
目薬させば誰にでも
グレイの世界が広がって
進めば いつしか桃源郷
「リベラリストの口癖か?」
[TONOMOTOSHO Rebirth Project No.004: Title by 社長]
コメント
大晦日のアクロスティック祭ですね。
僧侶、瞑想、禿げ坊主…からの桃源郷ですか。
目薬さそうっと。
目薬をひらがなで「めぐすり」という題にして、この題は色々な意味に取れますね。
この詩の各連の行が斜めにしてあるのが一つの工夫でしょうね。おもしろいです。
追記 各連の行の頭が「め」「ぐ」「す」「り」という並びにしてあるんですね。これも一つの工夫ですね。
まだまだ、私には捉えられない工夫などがしてあるのでしょう。ん。
皆さんのコメントを読んで、あ、迂闊だったと(笑)
リズムに引き込まれてしまいました。
ドライアイの目薬でも大丈夫でしょうか?
法則にのっとっていてかつ読ませるものが書けるのは凄いよなあ!と毎回ですが激しく頷きます。
花粉が飛び始めているので目薬が手放せません。