愛の宣誓
三毛猫が突然泣くみたいに
呟くくらいの声で
薄闇を壊さないように
夜明け前に1人丘に立ち
爪の先から冷えるのを感じているから
もう、ここらでいいだろう
歪んだ蛍光灯、淡いプリズム
浜で鳴く砂、杖のない不自由な足
そんな私が、今、愛を誓う
そんな私は、今、愛を誓う
お寺の奥には600年前のお坊さん
誰がこの世の真理を知っているだろう
彼でさえも知らないのに
雨晒しの城跡に2人立ち
消えてゆく夜も太陽も見たから
もう、この辺でいいだろう
苔むした石、裂目から大樹
暖かい氷、溢れ出すシクラメン
そんな私が、今、愛を誓う
そんな私は、今、愛を誓う
コメント
そんな私が、今、愛を誓う
そんな私は、今、愛を誓う
愛を誓う ことが すてきです。
愛を誓う ことは すてきです。
うん、すてき。
600年前という数に惑わされてしまい
考えさせられました。
戦国時代に愛のカブトをかぶった直江兼続の愛とは時代が少しずれてるし、応仁の乱のころに愛があったのか、室町時代の愛の定義を知らない。一番近いのは空海のお弟子さんなのかなとか、、
楽しく読めました。ありがとうです。
テンポが素敵です
1連目の言い回しの良いこと
@こしごえさん
ありがとうございます!愛を言葉にすることが大切です。
愛を言葉にすることは大切です。
@足立らどみさん
最古の即身仏でいらっしゃる新潟県は西生寺におられます弘智法印の事です。
ありがとうございます。
@那津na2
ありがとうございます。やはり口に出して気持ち良くてこそ!
淡いプリズム、とか、溢れ出すシクラメン、とか。
美しいです。