結末

終わりを迎える物語
 
夢中に読み進めた物語も
最後のページが訪れる
 
そっと閉じた本の先に
ただ重ねられる日々
 
満員電車に揺られたり
カフェでお茶したり
淡々と書類を整理する
流れるような時間もまた
語られることはない
 
始まる一日のひと時
 
鏡の自分が
ウィンクする
 
このありふれた毎日は
私が語る物語となり
 
開かれる一ページ

投稿者

愛知県

コメント

  1. コメント失礼します。汀尋様の御作品は、拝読させていただきますと何か……
    やさしい余韻に包まれます。難しい言葉はどこにも使わずに詩情が溢れている。
    四月、年度はじめの春に書かれていますがタイトルは「結末」なのですね。

  2. @リリー さん、コメントありがとうございます。
    この詩、投稿は四月だったのですが、作ったのは昨年の十月中旬で、寝かしてあったものです。
    やさしい余韻と言っていただけると嬉しいですね。

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